見逃しがちなスポット 『船岡山』
社寺や史跡の探訪は1度だけで良しとせずに何度か足を運ぶことをお勧めしたい。それは訪れるたびに新らしい発見があるからだ。船岡山を例にとれば山城跡、建勲神社、五山の眺望、蓮台野の葬場の痕跡などで満足しがちだが、その他にも歴史を語るスポットは多い。自省の念をこめて見落としがちなポイントを拾い上げてみた。
Updated Date : 2020-08-22 16:08:10
Author ✎ 京都再発見
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兼好法師の徒然草(第137段)に「都の中に多き人、死なざる日はあるべからず。1日に一人二人のみならんや、鳥部野・舟岡、さらぬ野山にも、送る数多かる日はあれど、送らぬ日はなし。・・」とある。 平安時代には船岡山とその周辺は葬送の地として定着し後冷泉天皇の火葬塚、近衛天皇火葬塚や更には媞子親王(白河天皇の三女)の火葬塚などもある。
山頂の磐座
船岡山の名前の由来は,かつて船岡の東麓に大池があり岡の形が大海に船が浮かんでいるように見えたことから、その名が ついたと言われる 。
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摩崖仏(伝・弘法大師爪彫不動尊)
岩肌が摩滅し像容は分かりにくいが、不動尊というよりも定印の阿弥陀座像のようだ(左が現在の岩の形状、右は田中緑紅氏の叢書を参考)。
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大徳寺領と書かれた石標
山全体は、大徳寺の所有であり、建勲神社境内以外は京都市が借用管理している 。
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ラジオ塔
昭和10(1935)年の船岡山のオープン時に建設され、戦時中はラジオから流れる放送で体操をしたりニュースを聞いたりしていた。
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船岡山
35.03983938126735
135.7417095425629
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35.03983938126735,135.7417095425629,0,0,0
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