「御影(ごえい)道中」の点描 『吉崎御坊』
浄土真宗の中興の祖・蓮如上人の肖像画「御影(ごえい)」を京都から福井県まで運ぶ「御影道中」が4月17日から始まった。僧侶や門徒たちが下京区の東本願寺(真宗大谷派本山)を出発。御影の輿を台車で引きながら約240キロの道のりを7日間かけて歩く。吉崎別院(あわら市)で法要の後、5月9日に東本願寺に戻る。
Updated Date : 2024-04-18 18:24:16
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吉崎御坊は蓮如上人が北国地方を布教する拠点として建てた寺院跡(国指定の史跡)。日本海を目の前にした北潟湖を見下ろす地形の台地。対岸には鹿島の森がある。御坊跡には巨大な蓮如像がある(詩人・高村光太郎の父で彫刻家・高村光雲の作)。蓮如上人を偲ぶ伝統行事「御影道中」は毎年4月に京都の東本願寺を出発して吉崎までの約240kmを徒歩で6泊7日をかけて歩くという江戸時代から続く貴重なイベントである。
吉崎御坊跡から望む鹿島の森
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吉崎御坊跡の蓮如上人銅像(基台から12mもある)
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左上から時計回りで、北潟湖の東方に姿を見せる白山、鹿島の森から望む吉崎御坊跡,御山参詣道,蓮如上人記念館の庭の一部。
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