「栂尾茶」発祥の地を訪ねる  『深瀬(ふかいぜ)三本木』
高山寺は日本で最初の茶が作られた場所として知られる。栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を明恵上人に伝え、山内に植え育てたところ眠りを覚ます効果があり衆僧にすすめたという。最古の茶園は清滝川の対岸、深瀬三本木にあり、高山寺境内の「日本最古之茶園」碑のある場所とは異なる。久しぶりに幽玄の地を訪ねた。
Updated Date : 2021-06-15 10:54:15
Author ✎ 京都再発見
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茶の木を見つけた!
通常は何もなく、茶園の痕跡の位置もわかりにくいのだが、この日は運よく1本の茶の木を見つけることができた。800年も前の史実と場所を確認できた気分は格別である。
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深瀬(ふかいぜ)三本木の茶園のあった界わい
左側は清滝川、右の奥一帯。
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「茶山栂尾」の石標
周山街道沿いにある石標。裏側には「宇治茶発生の地」と刻まれている
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高山寺の境内にある石碑「日本最古之茶園」
この石碑は高山寺の意思ではなく、宇治茶の組合が建立したものという。
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「鷹司兼平公の墓道」の石碑(茶園跡を探訪する際の目印となる)
清滝川にかかる白雲橋を渡り40mほど山手に行き谷を降りる(ここがちょっと慎重を要する)、そして小川を横切って(ここも滑らぬように)30mほど奥の山の麓にある。最古の茶園跡はそこから近い。
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鷹司兼平の墓(宝篋印塔)
鷹司兼平は鷹司家の始祖 鷹司家→五摂家のひとつ。 (最古の茶園跡はこの少し奥にある)。
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高山寺
35.060478950000004
135.67807495743358
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