石と水の物語(No.9)~謎の石 『臍石(へそいし)』
流浪の彫刻家・円空のほほ笑みをたたえた作品展(えき美術館)を見て、「えくぼ」の連想から六角堂の「臍石」に立ち寄る。中央に出臍(でべそ)のようなくぼみのある六角形で、おそらく自然災害を防ぐ信仰の弥勒石かと思われるのだが、京の街の中心を表すという解釈が定説になった。石塔、石仏、石碑など石には謎が多い。
Updated Date : 2025-09-07 22:50:28
Author ✎ 京都再発見
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六角堂の臍石(へそいし)
「臍石」(へそいし)の説明を要約すると、六角堂が道路の中央にあったので宣旨で他所に移そうとしたところ、一夜のうちに15mほどひき下がり、無事に通路を通せたという伝説。そしてこの石は門前に残された本堂の礎石であるとのこと。また六角堂は京都のほぼ中央に当たることから人体に例えて「臍石」と呼ばれているという。
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六角堂の山門
六角通の北側に面している。
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お茶処のへそ石餅
「臍を噛む(ほぞを かむ)」ということわざ(=後で悔いても取り返しがつかないの意)が浮かんだので、初めて「臍石餅」を噛んでみたが、まんざらでもない味だった。
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六角堂(頂法寺)
35.007626832407325
135.7602635957301
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17
35.007626832407325,135.7602635957301,0,0,0
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